蝶々のような耳の貴族に愛された犬とは?

パピヨンは、蝶々のような耳が特徴の愛玩犬です。
フランスが原産ですが、祖先はスペインのスパニエルのようです。
中世ヨーロッパでは、王侯貴族の夫人たちに愛され、抱き犬として
可愛がられました。



現在のパピヨンは立ち耳ですが、当時は垂れ耳だったようで、
今でも、稀に垂れ耳のパピヨンが産まれる事があって、珍重されています。
耳が蝶々のように見える事からパピヨンと名付けられましたが、
垂れ耳のパピヨンは、蛾を意味するファレンと呼ばれます。



貴婦人達の抱き犬として、お城の中で優雅に育てられたパピヨンですが、
意外に活発で、元気に走り回ります。
ですから、小型犬特有の膝蓋骨脱臼などには注意しましょう。
パピヨンは、優雅な見た目に反して、とても丈夫な犬種で、
先天性の病気は殆ど見られません。



でも、神経質な面もあって、アルファ・シンドロームに
なり易いとも言われます。
アルファ・シンドロームとは、犬の問題行動の一つですが、
飼主さんとの密なコミュニケーションと躾が大事になります。
頭が良いので、躾け易く初心者でも飼い易い犬種に入りますが、
スキンシップは充分取るようにしましょうね。


<「回収する」という意味を持つみんなに愛される大型犬! フワフワ被毛と、大きな目は愛玩犬の中でも人気!>

inserted by FC2 system