猫の祖先はどんな猫？

猫は、ネコ科ネコ属の動物です。
今では、世界中にいる飼い猫や野良猫も祖先がいるはず。
イエネコは、野生だった猫を家畜化して、人間が飼うようになった猫で、
野良猫は、飼い猫が飼い主を失い野生化した猫です。
ですから、どちらもイエネコには違いありません。



猫は、人間が家畜化する前は、野生で暮らしていました。
ヤマネコは、家畜化する前の野生の猫で、祖先はヤマネコではないかと
言われています。
最近になって、遺伝子を検査し研究した結果、飼い猫の祖先は、
リビアヤマネコである事が分かりました。
今から、13万1000年前の事です。



初めて人間に飼われた猫が、現在の猫たちの直接の祖先かどうかは
不明ですが、やはりヤマネコ説は当たっていたようですね。
今でも、野性味の強い猫はたくさんいます。
現代の猫も、ヤマネコ同様に狩りの本能が強く、飼い猫が動く物に
飛びついたりじゃれたりするのは、本能のせいです。
猫は、何代にも渡って様々な種類と交配させられ、様々な種類が
生まれました。



また、突然変異が、固定されて一つの種類になった物もいます。
性格や好む環境、人間との関わり方も、種類によって差が出てきます。
しかし、単独行動が好きなのは、どの猫も同じではないでしょうか。
ここでも、野生の性質を色濃く受け継いでいる事が分かりますね。


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